レーザークリーニング技術情報

レーザークリーニングの原理

レーザークリーニングの原理は、レーザー光を対象ワークに照射することにより蒸発及び衝撃が起こりプラズマの発生と同時に表面の物質(塗膜やサビ)が爆発的に放出されるということです。

 

素材表面にはレーザーエネルギーの吸収が少ないため、熱影響やひずみが出にくく損傷が付きにくいという特徴があります。

塗膜の除去

レーザークリーニングに関するお問い合わせで多いのは塗膜の剥離です。塗料にはいろんな種類があり、または何層にも塗られていたりとその状況は様々です。

 

上記写真は t=0.3 の金属板の塗装をレーザークリーニングで除去しました。レーザークリーニング以外にも剥離剤やブラストという工法がありますが、

  • 剥離剤は処理済みの溶液の管理が大変、環境への負荷が大きい
  • ブラスト工法は板が薄い場合は歪んでしまう、廃棄物がたくさん出る

という課題がありますが、レーザークリーニング工法では歪みもなく後処理も集塵処理は必要ですが上記工法と比べて格段に容易なため、今後利用場面の拡大が期待されている工法です。

落書きのクリーニング

ブロックの壁などにペンキスプレーで落書きされるとなかなか落ちなくて困りますよね。

レーザークリーニングを使えば驚くほど簡単、きれいに落書きが落ち、見違えるような壁になりますよ。ペンキの種類やコンクリートの粗さなどで仕上がりに多少の差はありますが、落ちない落書きでお困りの方はぜひご一報ください。

 

移動式のレーザークリーニング機を社内に1台常備しておりますので、日程調整の上、出張作業も可能です。